HClやHFはいつも水素と塩素/フッ素の共有結合と

Writer: admin Type: schwart Date: 2019-02-13 00:00
HClやHFはいつも水素と塩素/フッ素の共有結合として出てきますが、水素イオンと塩化物イオン/フッ化物イオンのイオン結合の可能性はないのでしょうか?共感した0###共有結合ではそれぞれの原子が安定な電子配置を取るために価電子を共有しています。例えばHClならば、HはHe型の電子配置をClはAr型の電子配置をそれぞれの電子を共有することで作っています。一方イオン結合は片方の原子がもう片方の原子から価電子を受け取ることで安定な原子配置を取ります。例えばNaClの場合、Naが価電子1つをClに与えることで、NaはNe型、ClはAr型の電子配置を取ります。ではこれを踏まえ、共有結合であるHClを仮にイオン結合のように考えてみましょう。Hの価電子1つがClに与えられれば、ClはAr型の安定した原子配置をとりますが、Hは電子が0になり、本来取るべき安定したHe型の電子配置を取ることができなくなります。よってHClではイオン結合は成り立たないのです。HFの場合も同様となります。ナイス0
###なるほど。しかしそうすると水素イオンは存在しないことになりませんか?
###水素結合を作り出す要因はいくつかありますが、次のようなクーロン引力を考えると理解できます。H-Fでは、電気陰性度から考えて、Hはやや+(電子をフッ素側に引っ張られる)、Fはややー。だから、H-F---H-Fという水素結合になります。FとFや ClとClではクーロン反発してしまいます。(特殊な分子の結晶中ではヨウ素間I---Iに非常に弱い引力的相互作用が生じることもありますがこれは例外的なことなので忘れてください)水分子間の水素結合あるいは水素結合に似た弱い相互作用の多くは、クーロン的な相互作用で説明できることが多いです。ナイス0

 

TAG